マイケル・ジャクソンは救世主である──
「ビリー・ジーン」「スリラー」「ジャム」「スムーズ・クリミナル」「ブラック・オア・ホワイト」
「ウィル・ユー・ビー・ゼア」「ヒール・ザ・ワールド」「マン・イン・ザ・ミラー」……
希代のスーパースター=“キング・オブ・ポップ”が数々の名曲に託した
魂のメッセージを、東大教授が読み解く!
ムーンウォークはなぜ「ビリー・ジーン」で披露されたのか?
「あの娘が消えた」でなぜいつも泣くのか?
短編映画『ゴースト』はなぜ正式発売されないのか?
マイケルの最高傑作はなにか?
大ヒット曲に隠された謎に挑んだ著者は、
マイケルの遺した作品に、マハトマ・ガンディーやチャップリンに匹敵する20世紀最大の思想を発見する。
「東大話法」や女性装で注目され、
『アウト×デラックス』や『TVタックル』にも出演した著者の
革命的なマイケル・ジャクソン論、ついに刊行!
【本書「はじめに」より】 ⋯⋯マイケルの作品やさまざまの映像・資料を集め、解読した結果、 私は、彼が20世紀最大のエンターテイナー、芸術家、慈善活動家であるばかりではなく、 最大の思想家の一人であるという結論に到達した。 彼の作品は、その思想を厳密に表現するために、完璧に構成されているように私には見えた。 ⋯⋯マイケル・ジャクソンは、ベートーヴェンに匹敵する作曲家であり、 リストに匹敵する演奏者であり、ニジンスキーに匹敵するダンサーであり、 チャップリンに匹敵する映像作家であり、ゴッホに匹敵する画家であり、 キング牧師に匹敵する非暴力活動家であり、マザー・テレサに匹敵する慈善活動家であり、 スティーヴ・ジョブズに匹敵する企業家であり、その上、最も優れた思想家でもあったのである。