東京五輪ボランティア問題アーカイブ 2019年5月・6月〈第6巻〉

[東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会]開催を前に、ボランティア運営などについて様々な議論を呼んでいます。その議論の火付け役である本間龍氏が、2018年7月より毎週執筆しているボランティア問題メルマガを再編集・加筆し、時系列でまとめたアーカイブを2ヶ月ごとに刊行します。

待望の第6巻は、2019年5月・6月メルマガ分のアーカイブです。

(以下、第1巻著者前書きより、加筆あり)
私は以前よりボランティア無償問題を追及し、2018年夏にはその主張をまとめた「ブラックボランティア」(角川新書)を上梓しました。東京五輪の開催が迫る中、その様子を毎週記録し、読者に伝えたいと考えました。そして、それらを月別にまとめ、さらに多くの読者に伝える試みを始めます。東京五輪の無謀さ、特に11万人以上のボラをタダ働きさせようとする五輪組織委と国、電通の理不尽で醜悪な姿をこれから開催まで、余すことなくお伝えしようと思います。

<第6巻・目次>
・#Tokyoインパール2020 2019年5月〜6月分のまとめ
・第40回 五輪ボランティアに関する学生の反応(2019年5/1掲載) 
・第41回 朝日新聞が複数の五輪批判記事を掲載(2019年5/8掲載)
・第42回 またもや明らかになった組織委の「殿様体質」(2019年5/15掲載)
・第43回 BWIが東京五輪建設現場の危険性を報告(2019年5/22掲載)
・第44回 コーツ氏、首都高値上げ案を批判(2019年6/5掲載) 
・第45回 スクープ:PSD2019とは何か(2019年6/12掲載) 
・第46回 商業主義丸出しの聖火ランナー募集(2019年6/19掲載)
・第47回 組織委、ボランティア熱中症対策の無策を露呈(2019年6/26掲載)

本間 龍

1962年生まれ。著述家。1989年、博報堂に入社。2006年に退社するまで営業を担当。その経験をもとに、広告が政治や社会に与える影響、メディアとの癒着などについて追及。原発安全神話がいかにできあがったのかを一連の書籍で明らかにした。最近は、憲法改正の国民投票法に与える広告の影響力について調べ、発表している。著書に『原発広告』『原発広告と地方紙』(ともに亜紀書房)、『原発プロパガンダ』(岩波新書)、『メディアに操作される憲法改正国民投票』(岩波ブックレット)、『広告が憲法を殺す日』(集英社新書、共著)ほか。