プライドワーク―自分をつくる働き方

『プライドワーク/自分をつくる働き方』は、『親より稼ぐネオニート/「脱・雇用」時代の若者たち』(扶桑社新書)に続く、仕事に関する本の第2弾です。

 ここ10年間で、家族問題から、親子関係に苦しむ若者の自殺・家出問題へ、自殺を誘引する精神科医療の問題から就労困難なニート問題へと関心をシフトしてきた僕は、今日では労働意欲の源泉に関心を持ち、ここ数年は「ソーシャルベンチャー」を中心に取材しています。

 『プライドワーク』では、20年以上にわたる僕自身の労働史を皮切りに、次のような方々を紹介しています。

○16歳で起業し、29歳でグループ企業のCEOになった高卒女性・本部えりかさん
○その人に合った仕事を作る授乳服の製造・販売「モーハウス」代表・光畑由佳さん
○ニート支援のソーシャルベンチャー「コトバノアトリエ」代表・山本繁さん
○女性起業家を支援・育成する国際組織「WWB/ジャパン」代表・奥谷京子さん
○ブログペット、Rabbit Tickerを開発、産総研にスカウトされた凄腕プログラマ・工藤友資さん

 「2015年には正社員が労働者全体の半分になる」と試算される今日、「脱・雇用」時代に備えたい10−30代の若者にとって必読の内容になっています。

 今日で人生最期でも、今の仕事をやりますか?

 この本は、「お金と生き甲斐、どっちも大事」と考え、7人7様の働き方(=生き方)を描いています。

 低学歴でも、ニートでも、子育てママでも、そこから自分らしく働ける道はあるのです。

出版社からのコメント

先行き不安な日本経済。こんな時代だからこそ思い切って、やりたい仕事・自分が輝ける働き方で稼いでしまおう!
16歳で起業した女社長からIT業界の凄腕プログラマーまで、自分らしさを武器に人生を謳歌している人々を紹介しています。
仕事と生きかたをポジティブにみつめなおすための、カンフル剤的一冊です。

内容(「BOOK」データベースより)

16歳で起業、20代でCEOになった高卒女性、その人に合った仕事をつくる授乳服の「モーハウス」、ニート支援のソーシャル・ベンチャー「コトバノアトリエ」、女性起業家を支援・育成する「WWB/ジャパン」、ブログペット、Rabbit Tickerを開発したプログラマー…脱・雇用時代を謳歌する「仕事人」を徹底ルポ。生きがいとお金の両方を追求する、だれも教えてくれない働き方。

著者について

 1965年、群馬県生まれ。千葉県立木更津高校卒。早稲田大学第一文学部除籍。
 フリーライター&エディター。コピーライター。

 1997年、『日本一醜い親への手紙』3部作(メディアワークス)をCreate Media名義で企画・編集し、ベストセラーに。99年に『完全家出マニュアル』(同)を発表し、そこで造語した「プチ家出」は流行語になった。
 少年犯罪やネット心中など若者文化について国内外の新聞・テレビ・雑誌などでコメントする一方、自治体・学校等から招聘されて講演活動も行っている。

 著書に、宮台真司・田口ランディ・石川結貴の各氏と対談した『家族新生』(ワニブックス)、『下流上等/キレない子が病む格差教育』(学事出版)、『生きちゃってるし、死なないし/リストカット&オーバードーズ依存症』『ゲストハウスに住もう!/TOKYO非定住生活』(共に晶文社)、『「死ぬ自由」という名の救い/ネット心中と精神科医』(河出書房新社)など多数。

 2007年春からは、東京大学(駒場キャンパス)で東大生以外も参加できる自主ゼミ「オルタナティヴ・スタディーズ~『私』を知るための当事者論」の講師を務めている。

今 一生

フリーライター&編集者。1965年、群馬県生まれ。千葉県立木更津高校卒。早稲田大学第一文学部除籍。コピーライターを経て、25歳から現職。