親より稼ぐネオニート―「脱・雇用」時代の若者たち

厳しい雇用環境下に置かれる「就職氷河期世代」の20代~30代
の若者たちの中から、会社に雇用されることを捨て、自営志向による不労所得
に時間をかけ、親や同世代以上の年収を稼ぐようになった「ネオニート」といわ
れる成功者が現れ始めている。
『新世紀エヴァンゲリオン』に心酔したこの世代は、マイペースで自分らし
く無理なく稼ぐ力を秘めているのだ。

組織の人間関係や嫌な仕事を続けられることの「ストレス耐性」をニートにつ
けるために面倒を見てやるという責任を負う覚悟のある人や、自分の経営する会
社にニートを優先的に入れてやるという人がいれば、ニートは救われようもある
だろう。

だが、社会にそんな酔狂な人はいない。

政府の失業政策を待つ余裕のないニートは、自営でしか救われない、だから早
めに始めておけ、それも負荷の少ないネット・ビジネスを契機に…という本書
は、無理のないところから稼ぐ意欲を起こさせる極めて現実的な選択肢を示して
いる。

著者からのコメント

 本書で紹介している20−30代のネット・ビジネスやゲストハウ
スの個人経営者の成功例を見て、「これなら自分にもできるかも!」と励まされ
た読者からメールが毎日のように届いています。
 一部には「僕にはできない」という声もありますが、本書には実際に無理の稼
ぎ方が書いてあるので、よく読んで試み続ければ、ちゃんと結果は出ます。

 「自営は困難だ」という自己評価の低い人たちの声に負けずに、目標額と〆切
を決め、工夫を重ねていけば、大丈夫。
 ニートはもちろん、10代でも稼げる方法が満載です。

 たった777円で人生が変わることもあるのです。
 若者取材歴10年以上の僕の自信作です。
 心して、お読みください。 

内容(「BOOK」データベースより)

厳しい労働環境下に置かれる「就職氷河期」世代の若者たち。ニート不安に揺れる彼らの間から、会社に雇用されることを捨てた「ネオニート」と呼ばれる成功者たちが続々と現れ始めている。大ヒットアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に心酔し、「自分の能力を受け入れてくれる会社はない」と悟った彼らは誰にも縛られない稼ぎ方に目覚め、持て余した時間と力を存分に発揮して短期間で儲けだし、同世代の羨望の的になったのだ。

今 一生

フリーライター&編集者。1965年、群馬県生まれ。千葉県立木更津高校卒。早稲田大学第一文学部除籍。コピーライターを経て、25歳から現職。