学校に行きたくない君へ

覚えておいてほしい。
私たちはどこからでもスタートできる。

樹木希林、荒木飛呂彦、西原理恵子、
リリー・フランキー、辻村深月……
総勢20名の先輩たちが語る生き方のヒント!

世のため、人のためは考えず、
ただ「私」が救われるために、話を聞きたい人に取材をする。
企画から取材まで、不登校の当事者・経験者が、
人生の大先輩たちに体当たりでぶつかり引き出した本音のメッセージ。
社会に出たくない人も、いま人生に迷っている人も、
中高生からシニア層まで幅広い世代に突き刺さる言葉がつまった一冊です。

●目次
樹木希林 難があってこそ育つ
荒木飛呂彦 自分に自信を持つために修行する
柴田元幸 小さいころから、世界は筋が通らない場所だと思っていた
リリー・フランキー 「こうだったらいい」とたくさん想像する
雨宮処凛 さまようことが自分を豊かにする
西原理恵子 原因究明よりも明日の飯
田口トモロヲ あきらめるのは、肯定するのと同じ勇気がいる
横尾忠則 孤独になっているときこそ、自分が成長するチャンス
玄侑宗久 私たちはもっと揺らいでいい
宮本亜門 「不安がる自分」を否定せず、やりたいことをやる
山田玲司 マシな罪人として楽しくやっていく
高山みなみ 不安は誰でも持っている
辻村深月 楽しいことがあれば、それを生きる理由に
羽生善治 いつ始めても、いつやめてもいい
押井守 「プラスマイナスゼロ」の人生ならおもしろい
萩尾望都 あなたの感動を羅針盤に
内田樹 学びとは「不全感」より始まる
安冨歩 東大生も不登校生も悩みの根は同じ
小熊英二 頭の力を抜いてごらん、君は生きている
茂木健一郎 脳には個性があり、その差に上下はない

覚えておいてほしい。私たちはどこからでもスタートできる。社会に出たくない人も、今、人生に迷っている人も―。不登校の若者たちが体当たりで取材した20名の大先輩たち!

安冨 歩

やすとみ あゆみ

東京大学東洋文化研究所教授

東京大学東洋文化研究所教授。1963年生まれ。京都大学経済学部卒業後、株式会社住友銀行勤務。京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。京都大学人文科学研究所助手、名古屋大学情報文化学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科・情報学環助教授を経て、現職。著書に『生きるための論語』(ちくま新書)、『超訳 論語』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『生きる技法』(青灯社)、『原発危機と「東大話法」』『幻影からの脱出』(明石書店)、『もう「東大話法」にはだまされない』(講談社)、『経済学の船出』(NTT出版)、『生きるための経済学』(NHKブックス)、『複雑さを生きる』(岩波書店)などがある。『「満洲国」の金融』(創文社)で第40回日経・経済図書文化賞受賞。