人間の自由の根源を探る類い稀な思想書
● 「東大話法」で注目された俊英による、「人類の智慧」の隠れたメインストリームの発見。
● 生きられることを「神秘」ととらえ、その生きる能力の阻害要因を解明・解除することー合理的な神秘主義ーを
学問の使命とすべきことを提唱。
● フロイトや孔子、ウィーナーなど、人間社会の秩序を人間の「学習」能力にみる思想の系列。
ローレンツ、仏陀、親鸞など、複雑な世界を生き「縁起」の思想に向かう系列。
ポラニーの「暗黙知」からヴィットゲンシュタインの「語りえぬもの」など、複雑な世界を「知る」思想の系列。
親鸞からスピノザへ、スピノザからマルクス、フロムへの、スピノザを中心にした流れ。
● 西欧の思考枠組をこえ、ひとの魂にひびく思想を拓く注目作。
人類の智慧の見過ごされたメインストリーム。人間の自由の根源を探る類い稀な思想書。生きられることへの驚きを前提とした学問は如何に可能か、という問題を考察する。