金融破綻―ドキュメント

1986年から98年にかけて,日本の金融構造に何が起こったのか.その時,表の経済と裏の経済で,誰がどう動き,何が起きたのか.また,平和相銀,イトマン,リクルート,飛島建設,山一證券,住専など,この国の経済を揺るがした数々の大事件はどのように結び付いているのか.バブルの生成とその崩壊を余すところなく記録するノンフィクション.

内容(「MARC」データベースより)

86年から98年にかけて、日本の金融構造に何が起こったのか。不動産と株におけるカネの流れを具体的に追いかけることによって、膨らみ続ける不良債権の実態に迫る同時代ノンフィクション。

佐藤 章

元朝日新聞記者。

東京・大阪経済部、AERA編集部、週刊朝日編集部、月刊 Journalism 編集部など。退職後、慶應義塾大学非常勤講師(ジャーナリズム専攻)などを経て、五月書房新社取締役・編集委員会委員長。
著書に『職業政治家 小沢一郎』(朝日新聞出版)、『ドキュメント金融破綻』(岩波書店)、『関西国際空港』(中公新書)、『ドストエフスキーの黙示録』(朝日新聞社)、『山形の政治』(未來社)、『密告される生徒たち』(朝日新聞社)、『ルポ内申書』(未來社)。共著に『新聞と戦争』(朝日新聞出版)、『圧倒的! リベラリズム宣言』(五月書房新社)など。